アイリス(IRIS、ハングル:)は、2009年10月14日から12月17日に韓国のKBSにて放送された、イ・ビョンホン主演のテレビドラマ(韓国ドラマ)である。オリジナルは1話70分で、全18話放送。
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韓国での初回視聴率は24.5%、平均視聴率は30%を超え、最終回視聴率39.9%・最高瞬間視聴率50.2%を記録した。制作費は200億ウォン(約15億円)で、日本やハンガリーなどで長期海外ロケをしている[韓国での視聴率は、TNSメディアコリア調べ。]
TNS Media Korea(韓国語)[TBSがゴールデンに大ヒット韓流ドラマを放送(シゴトの計画) (2010.3)]]。
韓国の人気俳優「イ・ビョンホン」主演であり、「24 -TWENTY FOUR-」などの米国ドラマを意識した大作として制作された事から、放送開始前から話題となった作品である。
韓国では2010年秋より続編「アテナ:戦争の女神」の放送が決定しており、主要キャストにチョン・ウソン、チャ・スンウォン、スエ、イ・ジアらの出演が発表されている。
日本での放送
日本では2010年(平成22年)に3月6日から7月までTBSチャンネルにて先行放送されるほか、4月21日から9月1日までの予定でTBS系列の『水曜劇場』枠で、さらに9月よりBSデジタル放送のBS-TBSでも放送される。
日本での初回(第1話・第2話)視聴率は10.1%と、『浅見光彦~最終章~』以来2作品ぶりの2桁スタートになった。韓国ドラマとしては好スタートを切ったと一部の韓国のマスコミなどで楽観的な評価もあったが、第2回(第3話)以降は6 - 7%程度の一桁が定着し苦戦している。6月に入ってからはテレビ東京の番組にも抜かれ時間帯最下位になることが多くなっている。第17回(8月25日)では6.0%と最低を更新し、最終回の第18回を迎えることとなった。
また、本作品は韓国ドラマであるが、TBSは放映権購入を前提に制作費の一部出資や意見交換を行うなどして本作の制作に深く関わっており、制作委員会のメンバーとして名も連ねている。ただ、第1回放送後に同作の権利を保持すると主張する韓国の会社が、東京地裁へ放送中止の仮処分を申請している。
特殊部隊の隊員・キム・ヒョンジュンは、軍部の命令で大学院へ通う最中、偶然出会った女性・チェ・スンヒに一目惚れする。一方、ヒョンジュンの親友・チン・サウも地元の先輩からの紹介でスンヒと知り合い、彼女に一目惚れしてしまう。
ある日、ヒョンジュンとサウは謎の男達に突如連行され、過酷なテストを受けることになるが、共に無事合格し、国家安全局(NSS)の要員として働く事になるのだが…。
大韓民国国家安全局
通称NSS(''National Security Service'')。非公式な情報機関で、主に国家の安全と情報の収集、要人暗殺などを任務とする。最高責任者は副局長であるペク・サン。局長は国家情報院(NIS=国情院)院長が兼任、公式機関となった後の局長はペク・サンが就任。
; キム・ヒョンジュン(金賢俊)
: イ・ビョンホン(李炳憲) - (声:藤原竜也) / 幼少時:オ・ウンチャン(呉恩燦) - (声:高垣彩陽)
: 本作の主人公。テロ対策チーム要員で、コードネームTK1。韓国陸軍特殊戦司令部第707特殊任務大隊(特任隊)中士(軍曹)よりNSSにスカウトされた。両親は科学者だが、7歳の頃に事故で失い、その影響で以前の記憶を失う。孤児になってからは、聖堂で育つ。瞬間記憶術を持つ。軍部の命令で、大学院に向かう最中に偶然出会ったスンヒと運命的な出会いを果たす。ハンガリーでの暗殺任務でペク・サンに裏切られ、彼と祖国に復讐を誓い、チョリョン率いるテロ組織に合流する。
; チェ・スンヒ(崔勝熙)
: キム・テヒ(金泰熙) - (声:黒木メイサ)
: 本作のヒロイン。テロ対策チーム室・チーム長で、コードネームTA1。プロファイリングの専門家。亡父は生前韓国中央情報部に所属し大統領令によりNSSを創設したが、その後大統領暗殺容疑で処刑され、不遇の時代を過ごしている際にペク・サンの援助を受けた。才色兼備で、ヒョンジュンとサウを魅了する。温和な雰囲気だが、芯は強い。ヒョンジュンの死を受け入れられず、NSSを一時休職する。
; チン・サウ(陳思宇)
: チョン・ジュノ(鄭俊鎬) - (声:城田優)
: テロ対策チーム要員で、コードネームTK2。韓国陸軍特殊戦司令部第707特殊任務大隊(特任隊)中士(軍曹)より地元の先輩であるサンヒョンによりスカウトされた。ヒョンジュンとは、特任隊の頃からの親友。サンヒョンからの紹介で知り合ったスンヒに一目惚れするが、ヒョンジュンとの友情も考え、敢えて想いを表に出さない。ペク・サンに従う内に数奇な運命に弄ばれる。
; ペク・サン(白山)
: キム・ヨンチョル(金永哲) - (声:松方弘樹)
: 以前は副局長で、ハンガリー事件後に局長に就任。NSSのために長年に渡って人生を捧げてきた。実は秘密結社『アイリス』のメンバーで、ヒョンジュンが入手したアイリスのリストに名前が記されていた。
; パク・サンヒョン(朴尚賢)
: ユン・ジェムン(尹帝文) - (声:てらそままさき)
: テロ対策チーム室長。サウの地元の先輩で、NSSにスカウトする為、正体を隠してサウに近付いた。次第にペク・サンとサウの動向に疑念を抱くようになり、スンヒらと共にNSS内の“内通者”を秘密調査する。だが、それがばれてしまい、反逆罪で逮捕される。
; オ・ヒョンギュ(呉賢圭)
: ユン・ジュサン(尹柱相) - (声:河原さぶ)
: 科学捜査室室長。メンバーの良き理解者。趣味は、昼寝と株式投資。よく遺体安置台で寝ている。
; ヤン・ミジョン(楊美靜)
: チュニ(朱妮) - (声:高垣彩陽)
: テロ対策チーム要員で、コンピュータプログラマー。ハッキングの腕は韓国一を誇り、ネットワークの技能も高く、世界各国の情報を瞬時に集められる。クラブで偶然知り合ったビックに好意を抱く。彼のために情報をハッキングするなどしていたが、ビックにより殺される。
; ファン・テソン(?太星)
: キム・デジン - (声:三上真史)
: テロ対策チーム要員。特技は、位置追跡装置の開発。
; ヤン・ジョンイン(楊貞茵)
: キム・ヘジン(金慧進) - (声:大路恵美)
: 資料室室長。スンヒと仲が良い。
; オ・ソンシク
: キル・グムソン - (声:平野貴大)
: ペク・サンの腹心。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
韓国での一般的呼称はプッカン(北韓)、自称は共和国。
; パク・チョリョン(朴哲榮)
: キム・スンウ(金勝友) - (声:中村秀利)
: 護衛部護衛チーム長で、朝鮮人民軍陸軍大尉。ヨーロッパへの留学経験があり、多国語が話せる。部下のソンファを妹のように可愛がっている。南北統一のためなら命も惜しまないが、本来は穏健派で、次第にヨン・ギフンに異を唱え始める。
; キム・ソンファ(金善華)
: キム・ソヨン(金素妍) - (声:南沢奈央)
: 護衛部作戦工作員。上司のチョリョンの命令には絶対服従する。ハンガリー事件における護衛失敗により、投獄されていたが、復帰後はヒョンジュン追跡の命を受け彼を追うも、秋田でヒョンジュンに命を救われて彼に好意を持ち、協力するようになる。
; ヨン・ギフン(延基勲)
: チェ・ジョンファン(崔鐘奐)
: 朝鮮労働党中央委員会委員で、朝鮮人民軍陸軍次帥(元帥の下大将の上)。南北会談準備団の責任者で、後に暗殺されたソンチョルに代わり、次期最高人民委員長となった。実は『アイリス』と内通しており、核兵器テロによる南北クーデターを画策する。青瓦台の指示で連行されたが、ビックにより射殺される。
; カン・ドチョル(姜圖哲)
: チャン・ドンジク(張東直) - (声:石垣佑磨)
: 韓国へ派遣(南派)されたテロ工作犯のリーダー。通称キャップ。ヒョンジュンやソンファの動向を訝しがる。実はチョリョンには従わず、ヨン・ギフンからの指示にのみ従っている。
; キム・ヒョンソク
: キム・ミンチャン
: テロ工作犯メンバーで、有能なハッカー。ヒョンジュンやソンファには好意的。
; ペク・ギョンファ
: イ・オンジョン(李言廷)
: テロ工作犯メンバー。
; オ・グァンス
: ヨ・ホミン(余鎬民)
: テロ工作犯メンバー。
; ユン・ソンチョル(尹成哲)
: イ・ソック(李錫九)
: 最高人民委員長。ハンガリーでヒョンジュンによって暗殺される。
; パク・チュングォン
: パク・スヒョン
: チョリョンの部下で、国家安全保衛部要員。朝鮮人民軍陸軍上級兵士(兵長)。チョリョンの命を受け、ヨン・ギフンの動向を注視する。
; ホン・スンリョン(洪丞龍)
: チョ・ウォニ(趙源煕)
: 核物理学者。韓国に亡命を試みる。ある情報が記録されたUSBメモリ入りの十字架型ネックレスをヒョンジュンに託す。
; チョ・ジファン
: 未詳
大韓民国大統領府(青瓦台)
; チョ・ミョンホ(趙明浩)
: イ・ジョンギル(李政吉) - (声:田中秀幸)
: 大韓民国大統領。候補者時代にヒョンジュンとサウに助けられた事でNSSの存在を知る。韓国主導の南北統一を目指す。ヒョンジュンから『アイリス』とペク・サンの正体を知らされ、彼らに全面協力する。
; チョン・ヒョンジュン(鄭亨俊)
: チョン・ハニョン(鄭漢溶)
: 大韓民国大統領室秘書室長。アイリスにより車を爆破される。
; ホン・スジン(洪秀真)
: ミョン・ジヨン(明志妍)
: 広報企画官。実は『アイリス』及びペク・サンの内通者。
; クォン・オヒョン
: チョン・ジョンジュン
: 政務主席秘書官。
; ユ・ガンオ
: パク・ヨンギ
: 外交安保首席秘書官。
秘密結社アイリス
; ブラック
: 未詳
: 秘密結社アイリスの最高首長。
; ビック
: T.O.P(BIG BANG) - (声:魔裟斗)
: 組織からの命令で、ヒョンジュンを執拗に追う。残酷非道で、徹底的な合理主義者。任務遂行の為なら、どんな手段も選ばない。最先端の武器で武装する。ヤン・ミジョンを殺した。
; その他の人物
* アイリス所属、傭兵のリーダー:リュ・スンニョン
* アイリス所属の外国人元アメリカ陸軍デルタフォース、現民間軍事会社社員:デヴィッド・リー・マキニス
* アイリス傭兵、軍事教官:イ・ジョンヨン
* アイリス傭兵:ソン・ジョンミン
その他の登場人物
; ユ・ジョンンフン(兪政勲)
: キム・ガプス(金甲洙)
: 通称ドクター。長年に亘り『アイリス』と対抗してきた人物。その昔、アイリスに暗殺されかけ一命を取り留めるも、寝たきりの状態になる。現在も命を狙われているため、身を隠しながら、アイリスに対抗しうる勢力を待望し、“声の主”として、ペク・サンの捨て駒にされたヒョンジュンを度々支援していた。ヒョンジュンの両親とは旧知の間柄で、彼に両親の死の真相を伝える。後にペク・サンとサウによって殺される。
; 佐藤エリカ
: 笛木優子(本人吹き替え)
: 内閣情報調査室国際部部員。日本で不審な動きをするヒョンジュンを捕え、身柄を解放する代わりにある取引をする。
; ゆき
: 美山加恋(本人吹き替え)
: ヒョンジュンとスンヒが秋田で出会った小学生の少女で、ヒョンジュンに一目惚れする。実家の旅館を手伝っている。ヒョンジュンから十字架型ネックレスをプレゼントされるが、それが元でビックに誘拐された上に両親を殺害される。その後、ヒョンジュンによって救出されるが、逃走中にビックの銃撃を受けて死亡する。
; 山本孝
: 白竜
: 日本人テロリスト。次期大統領候補だったチョ・ミョンホの暗殺を企てるも、ヒョンジュンとサウに阻止される。
; 伊藤雅之
: 未詳
: 日本の政党・社会正義党所属の政治家で、裏社会と深いつながりがある。身柄の解放を条件に命令を受けたヒョンジュンに暗殺される。
; チョン(鄭)大尉(第1話)
: チョ・ハンチョル - (声:ムーディ勝山)
: ヒョンジュンとサウの特任隊時代の上官。
; シン・ユソプ(第1話)
: チェ・ジョンニュル
: 大学院でアメリカ合衆国の政治と外交のクラスを担当する教授。
オリジナル版
* 製作:TAEWON ENTERTAINMENT Co.Ltd
* 共同制作:H-Plus Communication
* 演出:キム・ギュテ、ヤン・ユノ
* 脚本:キム・ヒョンジュン、チョ・ギュウォン、キム・ジェウン
日本語吹替版
* 製作委員会メンバー:TBS、ポニーキャニオン、毎日放送、朝日新聞社
* キャスティング協力:植田博樹
* プロデューサー:吉野有子、熊谷信也
* 翻訳:朴澤蓉子
* 音響演出:春日一伸
* 映像演出:柳澤美枝
* 音楽コーディネイター:溝口大悟
* 技術協力:プロセンスタジオ
* 製作協力:ポニーキャニオンエンタープライズ
日本では2009年(平成21年)3月に3週間ほど秋田県でロケが行われ、本編でも秋田県が重要な舞台の1つとして登場した。同年10月から韓国でドラマが放送されると、ロケ地巡りをする観光客が韓国から秋田県に訪れ、秋田-ソウル・仁川便は11月から座席数の多い機種に変更され、12月に過去最高の乗客数となった[大韓航空が秋田―ソウル線継続 韓国の利用客増(河北新報 2010年1月9日)](その後、2010年1月にさらに記録更新して過去最高となった[ソウル線搭乗の来日ツアー客急増 韓流ドラマロケ地・秋田(河北新報 2010年2月13日)])。そのため、世界金融危機におけるリーマン・ショック以降の景気低迷や円高ウォン安による利用客減により2010年(平成22年)3月28日で運航休止の予定だった同便は、同年10月30日まで継続が決まった。
2010年(平成22年)2月2日には、主役のイと恋人役のキムがドラマの中でスキーをした、たざわ湖スキー場(仙北市)のゲレンデが「アイリスゲレンデ」と名付けられた。
韓国
KBS第2テレビで、2009年10月から12月に毎週水・木曜日の21:55から、週2話放送された。放送期間は日本のドラマでも一般的な1クール(3ヶ月)ではあったが、前記のとおり週2話であったため、全20話放送された。
平均視聴率は初回の24.5%から徐々に上昇していき、第7話以降は毎回30%以上をキープするようになった。最終話では平均視聴率39.9%を記録している。
放送当時、KBSで放送された70分バージョンの他に、新たに追加編集しケーブルテレビOCNで放送されたバージョン、ネット配信や土曜日の再放送など、多角的に放送された。
日本
;TBSチャンネル(CS放送等)
:日本語字幕版、一部カット、2010年3月6日 - 7月(初回放送の場合)
:*毎週土曜日 23:00 - 24:00 (初回)
:*毎週金曜日 10:50 - 11:50 (再放送)
:*毎週金曜日 19:50 - 20:50 (再放送)
:*毎週土曜日 22:00 - 23:00 (再放送)
;地上波
:日本では、各地のTBS系列『水曜劇場』枠(21:00 - 21:54)で、2010年4月21日から9月1日にかけて日本語吹き替え版(副音声はオリジナルの韓国語、デジタル放送はデュアルステレオ、クローズドキャプションの字幕放送あり)が放送される。初回は2時間スペシャルとして2話連続で放送された。
:なお、ロケ地となった秋田県にはTBS系列局が無いことから、日本テレビ系列の秋田放送(ABS)が、3日遅れの同年4月24日から、毎週土曜日の16:00に、「ABSテレビ放送開始50周年記念韓流アワー「アイリス」」と題して、TBS『水曜劇場』で放送される内容を遅れネットで放送する(音声、字幕は同様)。
:番組の冒頭にて「デジタル放送の視聴者は副音声で韓国語を、字幕の切り替えで字幕放送を実施している」という旨のテロップが表示される。デジタル放送のみのサービスであるかのように表現されているが(TBSの公式サイトにも「地上デジタル放送のみ」と表記されている)、実際には副音声・字幕放送は両方アナログ放送でも実施されている。
;BS-TBS
:2010年9月より放送予定[BS-TBS お知らせ 韓国ドラマ超大作スパイアクション「アイリス」9月放送決定!! (2010.3)]。
;TBSオンデマンド
:地上波放送後に見逃し配信中
放送リスト
*初回と最終回は21:00 - 22:48の2時間スペシャルで放送。
*2010年6月16日は『2010 FIFAワールドカップ ホンジュラス×チリ』放送のため休止。
*2010年6月30日は『2010 FIFAワールドカップウィークリーハイライト』放送のため休止。
放送日||放送日||視聴率
1||1||2010年4月21日||10.1%
2||2||2010年4月28日||8.8%
3||3||2010年5月5日||7.5%
4||4||2010年5月12日||7.9%
5||5||2010年5月19日||7.4%
6||6||2010年5月26日||7.9%
7||7||2010年6月2日||6.2%
8||8||2010年6月9日||6.3%
9||9||2010年6月23日||6.3%
10||10||2010年7月7日||6.8%
11||11||2010年7月14日||7.0%
12||12||2010年7月21日||7.1%
13||13||2010年7月28日||7.0%
14||14||2010年8月4日||6.1%
15||15||2010年8月11日||6.4%
16||16||2010年8月18日||6.7%
17||17||2010年8月25日||6.0%
18||18||2010年9月1日||
([[視聴率]]は関東地区・[[ビデオリサーチ]]調べ)||([[視聴率]]は関東地区・[[ビデオリサーチ]]調べ)
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