秘密(ひみつ)とは、個人ないしひとつの組織、団体が外集団に対して公開することのない情報を指す言葉。外部に知られることによる不利益を回避するために用いられることが多い。また、一定の組織(軍や国家)において特別な意味を持つ秘密を機密(きみつ)と呼び区別する。
組織的な秘密
* 企業秘密(主に商品の製法やシステム内容など、直接損益に関わる情報が多い)
* 国家機密(兵器の設計図や軍事的なプランなど、国防に直結する情報が秘匿される)
個人的な秘密
* プライバシー(住所や氏名など、個人を特定される危険性のある情報のほか、身長や体重、年齢なども含まれる場合がある)
大抵の場合、秘密とされる内容は外部の人間、つまり秘密を知らない者にとって有益であるか、内部の人間、すなわち当事者にとって不利益であるかの2種に分類される。いずれにしても情報が漏洩することは秘密を所持する側にとって最も避けねばならないことである。コンピュータネットワークが急速に発達した現代社会において、これらの秘密はデジタルデータに置換され、管理されることが増えた。しかしその結果複製が容易となり、外部から情報を盗み出したり、内部のミスによって情報が漏洩するといった事例が急速に増えた。近年ではWinnyやShareといったファイル共有ソフト上のファイルに仕組まれたコンピュータウィルスによる情報の漏洩や、スキミングによるクレジットカードの個人情報コピーなどが問題となっている。
セキュリティ
こうしたことから、企業や個人単位でのセキュリティ意識の向上は最重要事項ともいえる。コンピュータであればアンチウィルスソフトやアンチスパイウェアソフトの導入、郵便物書類等であればシュレッダーや焼却といった物理的な処理など、情報を取り扱う際には細心の注意を払う習慣をつけることが必要である。また、コンピュータのハードディスク上で扱われるデータの大半は、「消去した」という情報を付加して表面的に見えない状態にしただけのものであり、市販ソフトやサービス等で元の状態に戻すことが出来るため注意が必要である。